有責配偶者の離婚事案について訴訟にて離婚した事案
離婚・慰謝料請求の解決事例
不貞の証拠による窮地を、親族所有不動産の売却条件により打破し、2年にわたる紛争を経て離婚を成立させた事例
年収:約600万円
現住居(親所有不動産)の取り扱い

ご相談内容
依頼者様は、かつての事業不振による過度のストレスから一時的な記憶喪失に陥り、特定の期間の自身の行動を把握できない時期がありました。それ以来別居状態にありましたが、相手方(妻)から婚姻費用の差し押さえがなされたことをきっかけに、今後の生活と離婚を求めて当事務所へ来所されました。

弁護士による対応と結果
離婚調停においても相手方は頑なに拒否を続け、訴訟を提起したところ、依頼者様の記憶にない期間の「不貞行為の確固たる証拠」を相手方が提示してきました。有責配偶者としての極めて厳しい立場となりましたが、唯一の突破口は、相手方が「依頼者様の親族(親御さん)が所有する家」に現在も居住しているという点でした。
何としても離婚を成立させるため、親御さんのご協力を得て「現在の家を適正価格で相手方に売却する」という条件を提示しました。そして、その不動産売却代金の一部と、依頼者様が支払うべき慰謝料(数百万円)を相殺することで合意。住居を確保したいという相手方のニーズと、離婚したいという依頼者様のニーズを、不動産というカードで一致させ、2年にわたる紛争に終止符を打ちました。
本件のように有責配偶者からの離婚請求は、相手方が「絶対に離婚しない」と言えば法的には相当厳しい戦いとなります。しかし、単なる金銭の提示だけでなく、住居の所有権といった「相手方が将来にわたって得られる具体的な利益」を交渉材料に組み込むことで、膠着状態を打破できる場合があります。依頼者様と親族の皆様の深い理解と協力が、困難な事案を成功へと導いた重要な鍵でした。
事例の詳細
依頼者情報
年代 50代
性別 男性
職業 会社員
居住地 横須賀市
年収 600万円程度
相手方情報
40代 女性 会社員
居住地 横須賀市
年収 200万円程度
子供の有無 あり 成人済み。
別居の有無 なし
解決までの期間 2年
争点と結果 慰謝料、現住居の取り扱い
慰謝料の有無 数百万円
財産分与の金額 なし
解決金 なし
相談のきっかけ
依頼者の方は、以前経営していた事業がうまくいかず、過度のストレスから記憶喪失に陥り、自分が何をしていたかわからない時期がありました。それ以来長期間別居を継続していましたが、相手方から婚姻費用の差し押さえがなされたため、当事務所を訪れ、そのまま受任となりました。
弁護士の着眼点
本人は覚えてないのですが、相手は不貞行為があったと主張していたため、それが事実なら防戦一方の事案となることが想定されました。
担当弁護士のポイント
差し押さえは相手の言い分が正しいため、支払うほかないと助言し、依頼者の方も支払いをしてくれました。
問題は離婚ですが、相手には応じる意思がなく、やむを得ず調停を申し立てました。
何度か調停をやりましたが、相手のいう条件はとても飲めるものではなく、調停不成立となりました。
離婚訴訟を提起したところ、こちらが不貞行為をしている確固たる証拠が出てきました。一気に厳しい立場になりましたが、相手方が飲むかもしれない事情が1つだけありました。相手方は、依頼者の方の親御さんが所有している家に居住していたことです。
何とか離婚をするため、親御さんにもご協力いただき、家を使って交渉を進めました。
結果、不動産を適正価格で相手方に売却し、その代金の一部を依頼者の方の慰謝料で相殺することとなりました。
この事案は相手方が離婚しないといえば、相当厳しかったため、何とか離婚でき安堵しました。
依頼者の方もそういった点を理解してくれたため、解決できました。
島・鈴木法律事務所
代表弁護士(神奈川県弁護士会所属)
当サイトでは、離婚問題にまつわるお悩みに対して、弁護士の視点で解説をしています。また、当事務所にて携わった事案のポイントも定期的に更新しています。地元横須賀で、「迅速な解決」を大切に代理人として事件の解決に向けて取り組んでいます。
初回相談は無料でお受けしておりますので、お悩みの方は、お一人で抱え込まず、ぜひ一度専門家にご相談ください。|弁護士紹介はこちらをクリック>>
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