すぐに離婚、離婚という夫はモラハラに該当するか

何か気に食わないことがあるとすぐに

「離婚だ」「離婚だ」

と大事とは思わずに発言する人がいます。

こういった発言をする人はモラハラに該当するのでしょうか。

代表的なモラハラ夫の発言には以下のようなものがあります。

「誰のおかげで飯を食っているんだ」

「いい暮らしをさせてもらって何が不満なんだ」

「お前にこの給料を稼げるのか」

「俺の金を使いやがって」

「何も知らないんだな」

「お前がバカだから、こうなるんだ」

「お前の育て方が悪いからだ」

すぐに「離婚だ」と怒鳴る夫はどうでしょうか。

ことあるごとに「もうお前とは離婚だ」と怒鳴られる妻は、徐々に萎縮し、精神的に追い詰められてしまうケースも少なくありません。

まぎれもなくモラハラそのものです。

自分に経済的に依存していることを逆手に取り、自分の地位を優位性を確保しようとしているのです。

夫が「もう離婚だ!」と怒鳴り、妻を脅す背景には、まさにモラハラ的姿勢があります。

モラハラは基本的には治りません。

この記事を読むということはモラハラにお悩みだと思います。

もしそうなら、以前にこのようなことはなかったでしょうか。

些細なことで喧嘩となり、相手がヒートアップしてしまい、とても容認できないような酷いことを言われてとても傷ついた。

冷静になり相手も一応の反省を示したので、改善を求め了承を得た。

多少の改善はあったものの、やはりモラハラ的な言動は繰り返されるため指摘すると

「俺はこんなに変わったのに、どうしても認めないんだ」

と怒り出す・・・。

多少の差はあってもご経験されてはいないでしょうか。

モラハラ的発想を持っている人は万事このような調子で、結局は被害を受ける方が我慢をするか、離婚や別居を選ぶ他ありません。

本当におそろしい話です。

離婚弁護士として多数のモラハラ案件に携わり、

「どうしてこんな良い奥さんがこんな謂れのないひどいことを言われるのか・・・」

そう思うことが日々生じています。

モラハラについては、モラハラをする夫がおかしいのであり、される方に責められるべき点はありません。

本当に残りの人生をモラハラが繰り返される中で生きていくのか検討すべきと言えます。

「離婚だ」

と繰り返す夫に対して、採るべき手段としては、

・相手にしない

・一度実家に帰る

・関わらないように生活する

などがあります。

しかし、モラハラをするような人間は基本的に執着心が強く、逃げようとすると追ってきます。

本当にモラハラのない生活をお望みなら、少なくとも別居をしないことには完全にはなくなりません。

事あるごとに

「離婚だ、離婚だ」

と言われて日々本当に辛いされているのではないでしょうか。

まずは専門家である弁護士に相談することをお勧めします。

是非当事務所の初回無料相談をご利用ください。

現状どうなっているかを指摘させていただき、対処法などをアドバイスをさせていただきます。

お一人で悩まずに専門家を頼ってください。