離婚後財産分与について調停で話がまとまらず、審判移行後受任し、早期解決した事案

依頼者

年代　５０代

性別　女性

職業　会社員

居住地　綾瀬市

年収　４００万円程度

相手方

５０代　男性　会社員

居住地　横須賀市

年収　５００万円程度

子供の有無　あり　一人高校生

別居の有無　離婚済み

解決までの期間　４か月

争点と結果　財産分与

慰謝料の有無　なし

財産分与の金額　５００万円程度

解決金　なし

相談のきっかけ

依頼者の方は、離婚後財産分与の話がうまくいかず調停を申し立てたものの、終始相手が自分の主張を繰り返すだけで話がまとまわらず不成立となりました。

当人同士では何も進展しないと考えてご依頼いただきました。

争点

財産分与

弁護士の着眼点

相手方が調停時に主張していたことは、裁判所では通用しないものしかなく、審判となればこちらの言い分が通ることは明白でした。

ただ、審判が出ても、その後共有物分割をするとなると、競売の可能性も出てきてしまい、双方共倒れになることも想定されるため、どこまで要求していくか微妙という事案でした。

結果

審判期日に出頭すると相手方から、多少改善された提案がありました。

依頼者の方に弁護士がついたため、自分も弁護士に相談したようです。

ただ、そうはいっても、おかしな点が多々あるため、指摘していき、裁判官もこちらの言っていることが通るとはっきり言ってくれました。

その上で相手の条件では納得できないということを伝え条件を再考してもらうことになりました。

次回期日で僅かですが上積みがされ、納得できるかというと微妙でしたが、競売のリスクを考慮してその条件で受け入れることにしました。

調停時の条件より倍以上の金額となり、また、審判時でも当職が相手を問い詰めていくことで心情的にも納得されたとのことで、感謝していただきました。

法律的な話をしてくれない相手方に、改心させるには弁護士に依頼することが大切だということを教えてくれた事案でした。