婚姻費用と養育費について満足のいく金額を獲得して調停離婚した事案

依頼者属性

年代　２０代

性別　女性

職業　会社員

居住地　横須賀市

年収　１００万円程度

相手方　

年代　２０代

性別　男性

職業　会社員

居住地　横浜市

年収　６５０万円

その他の情報

子供の有無　有

別居の有無　有

解決までの期間　５ヶ月

争点と結果

婚姻費用、養育費の金額

慰謝料の有無　０円

財産分与の金額　なし

解決金　なし

相談のきっかけ

諸事情によりお子様が誕生したのに離婚を決断したものの、養育費や婚姻費用について当人同士では話が進まないため、当所に来所され受任することになりました。

弁護士の着眼点

相手の主張は裁判所の運用からかけ離れていたため、ある程度はこちらの要望通りにいくと予想されましたが、時間を掛けることで依頼者の方に必ずしも有利とはいえなくなる事情が存していたため、その当たりの兼ね合いをどうしていくかがポイントでした。

結果

当事者同士で始まった調停でしたが、受任後、相手方にも代理人がつきました。

これでこちらにばかり有利な解決とはならないだろうと予想されましたが、相手方の代理人がおそらく離婚についての知識・経験が不足していたため、こちらが相手方代理人であれば当然する主張をいくつかしてきませんでした。

また、長引けば長引くほど、養育費や婚姻費用の金額に影響を与える事情が当方に存していたため、早期解決をどのように図っていくかを検討していきました。

事前の打ち合わせにより、こちらの獲得目標を明確にした上、依頼者の方としっかりと共有できていたため、調停当日の流れを見て適宜対応していくこととしました。

相手の性質・性格を考え、こちらの要求を飲むであろう条件にて思い切って解決を目指す提案をしたところ、こちらの条件をすべて飲む形での調停成立となりました。

事件を解決すべく最終提案をするタイミング、そしてその内容ともに、離婚に注力してきた弁護士ならではといえる解決と言え、代理人としても非常に良い解決が出来たと言える事案でした。

相手代理人が離婚に注力していれば、これほどまでの結果は出なかったといえ、離婚に注力する弁護士に依頼するかどうかにより、大きく結果が変わる事案でした。

離婚はどの弁護士でもこなすことは出来ますが、本当の意味での解決が出来るかどうかは弁護士の経験・力量によるかと思います。