法律に基づかない請求を拒み一定の解決金を支払い調停離婚した事案
解決事例:離婚・解決金・婚姻費用
親族間の対立と調停の停滞を打破し、婚姻費用の適正化により8か月で早期解決を実現した事例
横須賀市在住 / 年収500万円程度
横浜市在住 / 年収100万円程度 / 子供あり

相談のきっかけ

解決へのアプローチ
本案では、相手方が法的に根拠のない請求を繰り返しており、それを認めないことと早期解決のバランスをいかに取るかが鍵でした。弁護士介入後、直ちに以下の対応を実施しました。
- 婚姻費用の適正化:暫定的に支払っていた高額な婚姻費用に対し、直ちに分担調停を申し立て。算定表基準以上の支払意思がないことを明確に伝え、相手方の「離婚を長引かせるほど得をする」状況を解消しました。
- 過払い金の防衛:離婚成立時に調停申立時まで遡って算定表基準を適用させることで、数十万円の不要な出費を防ぎました。
- 解決金による戦略的譲歩:親族間での当初の合意額をベースにしつつ、訴訟へ移行した際のリスク(親族合意の撤回)を提示。相手方が「今、この金額で合意すべき」と判断するよう交渉を誘導しました。
- 早期解決の選択:依頼者の方には、少額の上乗せが早期解決(=将来の婚姻費用負担の終了)に直結することをアドバイス。経済的な合理性に基づいたご判断をいただきました。

解決の結果
最終的に、こちらの想定通りの解決金100万円程度を支払う条件で調停が成立。親権・養育費についても算定表基準で合意し、無事に離婚が成立しました。依頼者の方に適切に「引くべきところ」をご理解いただけたことが、スピード解決の最大の要因となりました。
「親族間の感情的な対立は、時に法的な妥当性を見失わせ、無意味な長期化を招きます。婚姻費用の適正化によって相手方の交渉姿勢を変え、法的なゴールラインを提示することで、本来あるべきスピードでの解決を実現しました。」
事例の詳細
ご依頼者様の情報
年代: 30代
性別: 男性
職業: 会社員
居住地: 横須賀市
年収: 500万円程度
相手方の情報
年代: 30代
性別: 女性
職業: パート
居住地: 横浜市
年収: 100万円程度
お子様の有無: あり
別居の有無: あり
事案の概要
解決までの期間: 8か月
争点と結果: 離婚、慰謝料、財産分与、婚姻費用
慰謝料の有無: なし
財産分与の金額: なし
解決金: 100万円程度
ご相談のきっかけ
依頼者の方は、当事者間で離婚話がうまくいかず、親族も交えて話をしても進展が見られず離婚調停になったものの、調停員からも話を聞いてくれないため現状打破のため当事務所に相談にいらっしゃり、そのまま受任となりました。
弁護士の着眼点
相手方の請求は法的に認めらないものが含まれており、そこを認めないことと依頼者の方が望む早期解決のバランスを見極めることが必要な事案でした。
結果
まずは、暫定で支払っている婚姻費用が高いため、こちらから婚姻費用分担調停を申し立て、算定表で算出される金額以上に支払う意思がないこと伝え、相手代理人に暫定の婚姻費用も算定表を基準にした金額に下げる旨を告げました。
このことで相手にとっては、離婚調停を長引かせるメリットが大きく減少しました。これは早期解決には欠かせないものでした。
結局、婚姻費用については、離婚成立時に調停申し立て時から算定表を基準とする金額を支払うことになり、数十万円の出費を防ぐことが出来ました。
離婚については双方合意しており、離婚条件のみが問題となり、慰謝料も発生しない事案であり、養育費も算定表を基準にした金額を支払うことを伝えていたため、事実上財産分与と解決金が論点でした。
親族間で話し合いを持った時に、双方で合意した数十万円を支払う意思を依頼者の方が持っていたため、その金額を支払うことは私が調停に参加してすぐに伝えました。
あとは、婚姻費用と養育費の差額を支払うと考えて、少しの上乗せはした方が早期解決につながるアドバイスし、依頼者の方も早期解決を選択されました。
こちらの想定する金額を多少下回る金額なら解決金支払うことと、訴訟に移行すれば親族間で合意した内容も撤回して争う旨を伝えました。
相手は熟考の末、こちらの提示額に多少の上乗せをした、こちらが想定した金額丁度を提案してきたので、その条件を受け入れ、無事に離婚成立となりました。
こちらの描いたとおりの条件で私が入ってから早期解決となり、依頼者の方にも喜んでいただけました。
弁護士からの説明を理解され、引くところは引いていただいたため、早期解決につながりました。
島・鈴木法律事務所
代表弁護士(神奈川県弁護士会所属)
当サイトでは、離婚問題にまつわるお悩みに対して、弁護士の視点で解説をしています。また、当事務所にて携わった事案のポイントも定期的に更新しています。地元横須賀で、「迅速な解決」を大切に代理人として事件の解決に向けて取り組んでいます。
初回相談は無料でお受けしておりますので、お悩みの方は、お一人で抱え込まず、ぜひ一度専門家にご相談ください。|弁護士紹介はこちらをクリック>>
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