浮気調査を探偵に依頼するかお悩みの方へ

パートナーの浮気を疑っている場合、確実な証拠が欲しいと考える方も多いかと思います。

しかし、探偵についてはわからないことが多く、不安を抱かれる方も多いのではないでしょうか。

そんな探偵について説明していきます。

１　探偵の実力差

離婚弁護士として感じるのは、ほとんどの探偵はしっかりと調査する実力がありますが、中には「なんだこれ？？」というような極めて質の低いものを提供し、金額が以上に高い業者もあります。

そういった業者に引っかかってしまうと、高額な費用だけが嵩み、何の証拠も得られないことがあります。

そういったものを持参して相談にいらっしゃる方にはなんとお伝えしたらいいか困ることもあります。

探偵については安易に即決せずに何社も話を聞いて決めることをお勧めします。

特に価格についてはしっかりと確認してください。

探偵ごとにかなり開きがあります。

２　探偵の調査報告書

不倫の慰謝料を請求するためには、客観的で法的に有効な証拠が不可欠です。

ラブホテルに出入りする写真や動画など、肉体関係があったことを客観的に推認させる証拠を集めることが極めて重要になります。

探偵事務所が作成する調査報告書は、裁判においても不貞行為を証明する有力な証拠として認められます。

調査報告書には、いつ、どこで、誰が、誰と、何をしていたかが、時系列に沿って写真や動画と共に詳細に記録されています。

相手も言い逃れができなくなり、交渉を有利に進めることが可能になります。

３　慰謝料を決める要素

慰謝料の金額は下記の要素を総合的に考慮して決められます。

1. 不倫の期間・頻度
2. 婚姻期間
3. 不倫前の夫婦関係
4. 離婚したかどうか
5. 未成熟の子どもがいるか
6. 不倫相手の認識・態度
7. 不倫相手との間に子どもができたか

４　慰謝料の相場

離婚しない場合の慰謝料相場は、50万円～100万円程度です。

離婚に至った場合の慰謝料相場は、100万円～300万円程度と高額になります。

５　探偵の浮気調査費用を相手に請求できるか

探偵の調査費用を不倫の損害として相手に請求することは、ケースバイケースであり、必ず認められるわけではありません。

探偵の調査費用は、慰謝料とは別の損害として当然に認められるものではありません。

調査費用全額の請求が認められるケースは稀です。

1. 調査の必要性
2. 費用の相当性

を考慮して判断されていると思われます。

他の証拠が既にあった場合や不倫相手が不貞行為の事実を認めている場合には上記①がないとされやすいです。

弁護士への相談も検討しましょう

以上、探偵について説明してきました。

もし、どこに頼むかわからないという場合弁護士に依頼することを検討しましょう。

離婚弁護士であれば、付き合いのある信用できる探偵を知っているはずです。

当事務所ではご依頼いただいた場合に紹介させていただいております。

たまに無料相談を探偵紹介のために利用する方がいらっしゃいますが、お断りさせていただいております。