資力のない相手方から訴訟提起して一定の慰謝料を獲得した事案

依頼者属性

年代　５０代
性別　女性
居住地　横須賀市
年収　１００万円

争点

慰謝料の支払、金額

相談のきっかけ

ご主人の行動が怪しかったため、携帯電話をチェックしてみると不貞していたことが発覚し、ご主人も素直に認めて反省したため、不貞相手への慰謝料請求を考えて当事務所を訪れ、そのまま受任となりました。

弁護士の着眼点

ご主人が潔く認めたとおり不貞行為があったことに争いはなく、後はどのような金額をどのような方法で獲得していくかという点がポイントでした。

結果

相手は、数週間間検討した後代理人を通じて交渉する旨を伝えてきました。

その際、現在無収入であり借り入れにて慰謝料を用意するため低額かつ分割となるという提案がありました。
相手方の財産状況を調査し、判決を取れば回収可能な状況と言えたものの、依頼者の方が早期解決を望み裁判を避けたい意志が強く、交渉にて解決を目指しました。

交渉では当初支払条件・金額共に納得できない条件であったものの、交渉を重ねる内に相手も徐々に条件を上積みしてきました。

頃合いを見て「これ以上の妥協は出来ない」旨の条件提示をし、提示額を若干下回るものの一括払いの条件は達成できたため、依頼者の方のご意向で解決することとしました。

本件は、判決を獲得しても良かった事案ではありましたが、ご主人とは今後も夫婦関係を維持することとし、ご主人側からの誘いが強いという要素もあったため、時間と労力を考えれば悪くない選択と言えました。

また、金額が多少低いと言えたため、相手方からのご主人への求償権を当然放棄してもらいました。