離婚を周囲に相談する際に気を付けるべきこと
配偶者の方との離婚について周囲に相談してみようとしている方、あるいは、既に相談されている方が相当数いらっしゃいます。中には、毎回打ち合わせに同席されるなど、ご相談される方の今後を自分のことのように悩んでくれる人もいらっしゃいます。
当然このような方は頼りになる方なのですが、気をつけるべき点もあるため述べていきたいと思います。
相談されるかた毎に述べていきます。
離婚経験のある友人
自分がはじめてする離婚であれば離婚経験のある身近な人に色々と相談したくなるかもしれません。
ただ、気をつけないとならないのは、その離婚がご自身の離婚にそのまま役立つ離婚かはわからないということです。もしかしたら元配偶者に言いくるめられて裸同然で離婚したのかもしれません。離婚を累計毎にある程度分類することは可能ですが、一見似たような事案でも、交渉の肝となるポイントや交渉を進めるためのカギが何かは千差万別です。
離婚経験のある方に相談して、ある程度の方向性が決まったらそのままで大丈夫なのかプロである弁護士に相談することをお薦めします。
ご父母
誰よりもご自身のことを案じてくれる頼りになる存在だと思います。一旦実家に帰るなど経済面でも助けてくれるかと思います。
ただ、ご父母については大きな懸念があります。
それは、自分のこと以上に熱くなってしまうことです。
私も子供がいるためわかりますが、
「幸せにすると約束したじゃないか」「うちの娘をなんだと思っているんだ」
など思わずにはいられません。
ですから、ご両親を交えての協議となると感情的対立を招くことが多いです。
もう一つあるのは、通常のケースでは、ご両親は本人より高い条件を希望されることが多いです。離婚することをもって慰謝料を何百万円も支払え、養育費を月30万円支払え、などということがままあります。
一緒に悩んでくれるご両親と共に一度弁護士へ相談してみてはいかがでしょうか。
友人
○○年来の親友と一緒に来所される方もいらっしゃいます。特に、相談者の方が優しい方で自分で決断をすることが苦手な場合友人と一緒に来られる方が比較的多いです。
小さい頃からの自分を知り、当然配偶者の方もご存じのため、的確なアドバイスをしてくれることが多いです。特に、解決まで寄り添ってくれる方は頼りになる存在といえます。
ただ、そういった親友だからこそ、離婚に必死すぎて依存してしまうことで、相手との距離が微妙になったりします。大切な親友だからこそ、そこまでの重荷を負わせないという考えもあるのではないでしょうか。
友人が離婚に詳しいとまではいえないでしょうし、離婚についてはプロである弁護士に任せてみるのも一つの手ではないでしょうか。
色々と述べてきましたが、身近な人に相談することは基本的にはよいことに違いありません。
ただ、やはりその方の意見が裁判所をはじめとする離婚問題での相場観との差異を知った方が協議・調停を問わず離婚を有利に進めることが出来るといえます。
身近な人に相談に乗ってもらいながら、その方と一緒に、一度離婚に注力するプロである弁護士に相談してはいかがでしょうか。
当事務所の初回無料法律相談を是非お気軽にご利用下さい。
島法律事務所
代表弁護士(神奈川県弁護士会所属)
当サイトでは、離婚問題にまつわるお悩みに対して、弁護士の視点で解説をしています。また、当事務所にて携わった事案のポイントも定期的に更新しています。地元横須賀で、「迅速な解決」を大切に代理人として事件の解決に向けて取り組んでいます。
初回相談は無料でお受けしておりますので、お悩みの方は、お一人で抱え込まず、ぜひ一度専門家にご相談ください。|弁護士紹介はこちらをクリック>>
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