モラハラ夫が妻を攻撃する理由

どうしてモラハラ夫は妻を攻撃し続けるのでしょうか。

端的に言うと病気だからです。

それも簡単には治らない病気です。

モラハラを繰り返す人は、自己愛性障害という立派な病気を患っています。

 

ですので、決して妻のことを嫌っているからモラハラをするわけではないのです。

この辺りでボタンの掛け違いがよくあります。

モラハラ夫が伴侶に選ぶような人は、生来人の話をよく聞き、優しく、自分のことを我慢しがちです。

そういう性格であるため、モラハラ夫は結婚を決意し、以後コントロールしようとしてくるのです。

 

モラハラ夫は、ほぼ全員離婚を拒絶します。

病気により愛情表現の仕方が通常からかけ離れているだけで、しっかりとした愛情があるのです。

また、自己の優位性を保つため、隣に攻撃対象がいることに異常な執着を見せます。

 

モラハラ夫から日々攻撃を受けているため、夫も離婚に応じてくれるはずとの考えを抱いて相談にいらっしゃる方がいます。

残念ながらそうはいきません。

「離婚する理由がない」

「家族は一緒にいるべき」

と平然と言い出します。

モラハラ夫との離婚は考えるほど簡単ではないのです。

 

通常の離婚では、双方の気持ちがそれなりに冷め切っていることが多く、すんなりと離婚条件の話に移行できることも多々あるのですが、モラハラ夫との離婚ではそうはいきません。

離婚するかどうか、親権をどちらが持つかなど根本的なところで争ってくるケースが圧倒的です。

要するに、離婚せずにこれからも、結婚生活を継続することを望んでくるのです。

 

このような状況では離婚を実現することは非常に困難であり、特にパワーバランスに差があるモラハラ夫との間ではかなりの犠牲を強いられます。

やはり、弁護士に依頼して、対等な立場での離婚協議をすべきといえます。

モラハラ夫の特徴として強い人間、外部の人間には真摯な態度に豹変します。

そのあたりを利用すれば通常の離婚のように進めていくことも可能となります。

 

また、離婚の話をするなら別居をすること非常に重要です。

同居のまま離婚の話をしても、非難・中傷されるだけであり、精神的に厳しい状況に追い込まれます。

モラハラ夫の支配下を脱して、正常な判断が出来る状況で離婚交渉をしましょう。

 

どうしても弁護士を依頼できないのであれば、直接やり取りをしなくて済む離婚調停を申し立てることを考えましょう。

弁護士なしでモラハラ夫と対峙するのは非常に骨が折れるため、間に調停員をはさむ方が賢明といえます。

 

モラハラ夫からの攻撃には理由がないからこそ、対処や離婚協議が難しくなってしまいます。

まずは専門家である弁護士に相談しましょう。

是非当事務所の初回無料相談をご利用ください。

モラハラ夫との離婚を数多く実現してきた経験とノウハウから最適な方法をアドバイスをさせていただきます。

執筆者
島武広 
島法律事務所 
代表弁護士(神奈川県弁護士会所属)

当サイトでは、離婚問題にまつわるお悩みに対して、弁護士の視点で解説をしています。また、当事務所にて携わった事案のポイントも定期的に更新しています。地元横須賀で、「迅速な解決」を大切に代理人として事件の解決に向けて取り組んでいます。

初回相談は無料でお受けしておりますので、お悩みの方は、お一人で抱え込まず、ぜひ一度専門家にご相談ください。|弁護士紹介はこちらをクリック>>

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