配偶者の不倫写真を見つけたときの対処法

配偶者の不倫写真を見つけた場合の対処法についてここでは述べていきます。

まずは、検討することが大切です。

自己のできることを整理して何を選ぶか決めましょう。

「何よ、これ。浮気していたの！！」

などといきなり感情に任せて行動するのは控えましょう。

いくつかの選択肢をみていきましょう。

（１）離婚する

浮気は許せない、顔も見たくない。

ということでしたら離婚ということになるかと思います。

その写真で不貞したことが明らかであれば、慰謝料を請求できますし、相手が離婚を拒んでも不貞行為は法定離婚事由の最たるものですので離婚できます。

逆に配偶者が浮気相手と結婚すると言っても、有責配偶者になるため、ご自身の同意なしには離婚できません。

要するに、離婚するかどうかをすべて自分の意思で決定できます。

協議をしてだめなら調停、それでもだめなら訴訟になります。

いずれにしても圧倒期にこちらが有利ですから強気で対応すればよいです。

（２）婚姻関係を継続する

一度の浮気で離婚はしない、子どもも小さいなどの理由でそういう決断をされる方もいらっしゃいます。

ここで大事なのは、許すのであれば徹底的に許して、今後は信じてあげることです。

喧嘩するたびに「浮気したくせに」と吊るしあげられては浮気の前科がある相手は早晩逃げ出してしまいます。

また、不貞相手に対する慰謝料請求はした方がよいです。

配偶者から完全に不貞相手を遠ざけるためには、相応の償いをさせ、さらに再度接触した時の罰則規定を設けておくと効果的です。

また、夫婦関係を継続する上でも、そこまでの行動をとっていれば、配偶者も次浮気をしたら大変なことになると認識することにもつながります。

ご自身も精神的なつらさが幾分緩和されると思います。

（３）別居する

離婚するかどうかを検討するため、ひとまず別居する方法もあります。

多くの場合、浮気をした方が実家などで過ごすことが多いです。

浮気したのが男性の場合、女性は別居して「やっぱり夫が必要」か「顔も見たくない。気持ち悪い」の両極端になる傾向があります。

別居が良いのは、後者の場合でも相手は家にいないため、自分が就職するなど、離婚後の生活にめどがついてから離婚話を切り出せるというメリットがあります。

不倫写真を見つけてからの離婚への準備

裁判しても困らないように証拠をしっかりとした形にしておくことが重要です。

（１）証拠化して保管する

プリントアウトされた写真の場合は、その写真を携帯・スマホのカメラやデジカメなどで撮影します。

デジカメ、携帯、PCなどにデータとして保存されている場合、画像を表示して撮影しておきましょう。

日付がわかるようにすることも大切です。

（２）肉体関係があることをそれだけで証明できるか

見つけた写真が性交渉中の模様を撮影していれば大丈夫です。

配偶者と不倫相手が一緒に写っているだけでは不十分です。

その場言、他にも証拠を集める必要があります。

メールやSNSのやりとりで、肉体関係があることが分かるもの

配偶者や不倫相手が不貞行為を認めた場合、その発言の録音データや一筆を記載した書面

ラブホテルを利用したこと

不倫旅行に行ったこと

などで証明できる場合もあります。

（３）不倫相手が特定する

不倫相手に慰謝料を請求するには、不倫相手の氏名と連絡先を突き止める必要があります。

携帯番号か自動車のナンバーがあれば弁護士に依頼すればかなりの確率で相手を特定できます。

他には相手を探偵に尾行してもらい住居から割り出す方法もあります。配偶者の同僚などであれば効果的な方法です。

以上配偶者の不倫写真を見つけた時の対応について述べてきました。

要するに、

• 自分の方針を決める
• 証拠の価値を見極めて、しっかりと証拠化する
• 不貞相手を特定して慰謝料請求する

ということになります。

あくまでも、浮気をされた被害者なのですから、ご自身に悪いことはありません。

ご自身の気持ちと人生を大切にして、上記のことを判断してください。

その際、何かお悩みがあるのであれば、是非当事務所の初回無料相談をご利用ください。

ご自身の気持ちを前提にして、取りうる手段を提示し、それぞれのメリット・デメリットをアドバイスをさせていただきます。

また、配偶者の浮気でつらい思いをしていることを弁護士に吐き出すことで多少気持ちも軽くなるのではないでしょうか。

お一人で苦しまず、是非お悩みを私どもに共有させてください。