「サレ妻」になったときに離婚弁護士が伝えたいこと
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「サレ妻」、最近巷で使われるようになった言葉です。要は、浮気されてしまった奥様のことを言います。
当事務所にはそんな言葉が流行る前からご主人に浮気をされ、心を痛めて相談にいらっしゃる方が多くいます。「悔しくて夜も寝られない」などとおっしゃり、見るからに疲れ切った様子の方も多いです。
そんなときに離婚弁護士としてお伝えしておきたいアドバイスをここでは書きたいと思います。
まずやるべきこと
浮気をされた場合やるべき事は下記の通りです。
証拠集め
単に疑わしいでは、何も出来ません。
相手が言い訳の出来ないような証拠を確保しましょう。
最近はLINEの登場で言い訳の出来ない確実な証拠があることが多くなっています。
婚姻費用請求の準備
浮気した夫は加害者ですが、浮気相手との今後に後先考えず突っ走ることがあります。
そんなときは、奥様の方が給与口座を管理していると、給与口座を知らない間に変更されることがあります。
生活費が従前通り支払われているか、十分に注意して下さい。
万が一の時に備えて、すぐに婚姻費用請求が出来るように準備しておくことをおすすめします。
ご自身で請求するなら家庭裁判所に婚姻費用調停申立の準備をして、弁護士に依頼するのであれば無料相談等を利用して依頼する弁護士を見つけてください。
離婚するかどうか
一番大事なのは、ご主人への気持ちがあるのかどうかだと思います。
もしあるのであれば、慌てることなく自分の気持ちと向き合い、結論が出るまで時間をかけた方がよいでしょう。
復縁される方にするアドバイスとしては、
「許すなら徹底的に許さないといけない」
と言っています。何かにつけて「浮気したくせに」ですと、ご主人も戻りようがなく浮気相手と元サヤとなったり、他の女性に走ることもありますので。
そのあたり、そう簡単には答えは出ないと思いますので、辛いとは思いますがじっくり考えてみてください。
逆に気持ちがないのであれば、あとは打算的に検討すれば良いこととなります。
離婚するしないで条件を比較して自分にとって有利な方を選択すれば良いのです。
ATMとして家に残すもよし、もらう物をもらって縁を切るのもよし
ご自身にとって有利かどうかでご判断ください。
また、一番に考えるのはお子様の事だと思います。
父親として不満はなく、子どもも懐いていて引き離すのはかわいそう、などという場合は一旦離婚を棚上げして、ご主人の改心を見極めることも大事かもしれません。
早期に弁護士へ相談を
多くの方は初めてご主人に浮気され、大きなショックを受けており、お子様の世話など普段通りの生活をするので精一杯だと思います。
そのような時には、離婚のプロである弁護士に相談だけでもすることをおすすめします。
何をすれば良いかがわかり、現状の問題点や今後の対応のロードマップなどを把握できると思います。
やってはいけないこと
いくら浮気をされたとはいえ、下記のようなことは控えるべきです。
浮気相手への名誉毀損行為
最近流行っているSNSを中心にあることないことを書き込むなどはやめましょう。
特に公開されている環境はNGです。
色々とやってしまった後に相談にいらっしゃっても、あまりに酷い場合はお受けできないこともあります。
お気持ちはわかりますし、相手は加害者であり、こちらは被害者なんですが、そこまでしてしまうとかえってご自身を苦しめてしまいます。お気をつけ下さい。
職場への怒鳴り込み
ご主人と同じ職場に浮気相手がいる場合など、職場に怒鳴り込んだり、執拗に電話するのもNGです。
特に浮気相手さえ別れてくれたら良い、という選択をする場合などは、怒鳴り込みでご主人のキャリアに影響が出てしまうこともあります。
冷静に対処することが肝要です。
暴行、強迫、恐喝
犯罪行為になってしまいます。
浮気は犯罪行為ではありませんので、自らが加害者になってしまいます。
絶対にしないで下さい。
慰謝料の相場
相場ですが、
離婚する場合は100から300万円
離婚しない場合は100万円前後という場合が一般的です。
どうでしょうか?
思ったより低いとお考えではないでしょうか。
残念ながら日本の裁判所は不貞行為をその程度の損害と考えています。
そして、この金額はあくまでも弁護士を入れての金額です。
弁護士を入れない場合これより低額になることが多いです。
逆に、ご自身で不倫相手と交渉して200万円を支払う約束を取れそうなら、弁護士入れずにすぐに解決した方がよいでしょう。
以上、「サレ妻」になったときに気をつけることを述べてきました。
上に書いたことが何かのお役に立てたのであれば幸いです。
個々のケースにより色々と問題点は異なりますし、ここには書いていないことでお悩みのケースもあるかと思います。
そんなときは是非一度当事務所の初回無料相談をご利用下さい。
離婚や慰謝料請求で蓄積したノウハウが当事務所にはございます。
今がどうなっているかを把握して、今後すべきことをご提示させて頂きます。
島法律事務所
代表弁護士(神奈川県弁護士会所属)
当サイトでは、離婚問題にまつわるお悩みに対して、弁護士の視点で解説をしています。また、当事務所にて携わった事案のポイントも定期的に更新しています。地元横須賀で、「迅速な解決」を大切に代理人として事件の解決に向けて取り組んでいます。
初回相談は無料でお受けしておりますので、お悩みの方は、お一人で抱え込まず、ぜひ一度専門家にご相談ください。|弁護士紹介はこちらをクリック>>
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