自己愛性パーソナリティ障害をめぐる離婚問題

「自己愛性パーソナリティ障害」とは、自分に対して誇大なイメージを抱き、注目や賞賛を求める一方で、他者からのマイナスな評価に対して過敏に傷つきやすく、他者に対する共感性が薄いことを特徴とする障害であると言われています。

自己愛性パーソナリティ障害の特徴

「自己愛性パーソナリティ障害」をもつ人は、他者からの注目や賞賛を強く求めるため「自分大好き人間」であるかのような印象を持たれがちですが、その印象とは裏腹に「ありのままの自分を愛せない」障害であると言われています。

そこで「自己愛性パーソナリティ障害」を診断する際には、その人が

・自分が特別であるという信念

・無条件に賞賛されたいという欲求

・共感の欠如

・傲慢、横柄

以上のような特徴をもっているかという点をチェックするものとされています。

 

「自己愛性パーソナリティ障害」の原因としては、遺伝的な要素があるとか、子ども時代の親からの扱われ方が影響しているなどといわれているところです。

自己愛性パーソナリティ障害とモラハラ

自己愛性パーソナリティ障害はモラルハラスメントの加害者の特徴と重なる部分が多くあります。

モラハラ夫が、日常的に妻を否定し、精神的に傷つける行動を繰り返す背景に「自己愛性パーソナリティ障害」があることを指摘する専門家もいるところです。

モラハラについて詳しくはこちら>>

 

モラハラは治せる?

モラハラ夫との離婚相談にいらっしゃる方の中には「夫のモラハラが治るのであれば、離婚も考え直したい」と悩まれている方も多くいらっしゃいます。

しかし、モラハラ夫のモラハラが治ることは、ほぼ期待できません。

 

モラハラ夫がモラハラ行為をする背景には、相手を支配して、自身が優位に立ちたいという欲求がありますが、さらに「自己愛性パーソナリティ障害」が潜んでいる場合もあり、このことにモラハラ夫自身が向き合い、変えるのは並大抵のことではないためです。

 

以上自己愛性パーソナリティ障害について述べてきました。

離婚すべきか否かはもちろんご主人の行動によりとるべき手段も変わってきます。

是非当事務所の初回無料相談をご利用ください。

ご自身の負担が少しでも変わるように誠心誠意アドバイスをさせていただきます。

執筆者
島武広 
島法律事務所 
代表弁護士(神奈川県弁護士会所属)

当サイトでは、離婚問題にまつわるお悩みに対して、弁護士の視点で解説をしています。また、当事務所にて携わった事案のポイントも定期的に更新しています。地元横須賀で、「迅速な解決」を大切に代理人として事件の解決に向けて取り組んでいます。

初回相談は無料でお受けしておりますので、お悩みの方は、お一人で抱え込まず、ぜひ一度専門家にご相談ください。|弁護士紹介はこちらをクリック>>

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