超短期間で協議離婚した事案

依頼者情報

対象者　　　　　　　　　　　　　　　

年代 ６０代

性別 男性

職業 アルバイト

居住地 横須賀市

年収 ３００万円程度

相手方

６０代 女性 会社員

居住地 県外

年収 不明

子供の有無 なし

別居の有無 あり

解決までの期間 ２週間

争点と結果 離婚

慰謝料の有無 なし

財産分与 なし

解決金 なし

相談のきっかけ

長年別居しており、何も進まない現状にしびれを切らして当事務所に相談にいらっしゃり、
そのまま受任となりました。

弁護士の着眼点

相手方が離婚を飲んでくれるか、その一点につきました。

結果

早速相手に通知書を送り、対応を待ちました。

すぐに連絡がきて交渉を開始しました。相手方は、過去に色々とあったことから一定の解決
金を希望してきました。

依頼者の方と協議し、解決金は支払わず、話がまとまらないなら調停、訴訟で致し方ないと
いう方針を確認しました。

その後相手と交渉を再開し、別居が長期間継続されており、こちらが裁判を覚悟している以
上、いつの日か無条件で離婚する日が来ること、調停裁判となれば１，２年の時間を要する
こと、などを伝え説得するとともに、解決金の根拠となる証拠を出してくれれば、再度検討
する可能性もあるとして、一方的に要求するだけではなく、証拠があるのであれば検討はで
きると伝えていきました。

間もなく相手も、離婚を引き延ばすことに意味はないと理解してもらうことができ、無事に
離婚となりました。

依頼者の方が弁護士に依頼するという決断をしたこと、そして、事案に即して早期離婚が
双方の利益に資することを主張したことが異例ともいえる早期解決に結びつきました。

通常は、男性側の離婚請求ですと、女性側に離婚を引き延ばすことにメリットが生じますが
今回はそうではなかったことも早期解決につながりました。

そのあたり、事案を見極めて協議していくことが大切です。