一方的に考えを押し付けてくる相手方と協議を諦め調停離婚した事案
依頼者情報
年代 30代
性別 女性
職業 主婦
居住地 羽山町
年収 なし(育休中)
相手方情報
40代 男性 会社員
居住地 千葉県
年収 100万円程度
子供の有無 あり 1歳
別居の有無 あり
解決までの期間 7か月
争点と結果 養育費、婚姻費用、財産分与
慰謝料の有無 なし
財産分与の金額 100万円以上
解決金 なし
相談のきっかけ
依頼者の方は、モラハラやお金にシビアなところに違和感を感じ別居し、その後も離婚は合意したものの養育費は必要経費を事後払いなどとお話にならないことを譲らないため、当事務所にいらっしゃり受任となりました。
弁護士の着眼点
従前の経緯を聞くとモラハラ夫そのものであり、また主張も裁判所では到底認められないようなことで協議がうまくいっていなかったため、早期に調停になることを見越していましたが、とりあえず交渉を試みました。
結果
受任後早速相手に内容証明郵便を送りましたが、相手は、養育費も婚姻費用も算定表に基づく金額は支払わなくてよいはず等と裁判所では到底認められない主張を繰り返していました。
交渉するだけ時間の無駄ということを依頼者の方と確認し、早期に調停を申し立てました。
調停では相手に代理人がついたのですが、やはり主張は独特であり、確定拠出年金を財産分与から外せなど、裁判所では認められない主張をしていました。
当然こちらに受け入れる余地はないのですが、訴訟するにしても財産開示は必要ということでとりあえず財産開示を双方で進めていきました。
こちらで調査をしていき、当初開示しなかったいくつかの財産を開示させ概ね財産は出揃いました。
こちらの財産は特有財産多かったため、特有財産であることを都度立証していきました。
相手からも特有財産の主張が出ましたが、こちら側の金額が大きかったため、一部を飲んでこちらの主張をすべて認めてもらいました。
その後も、相手は、やはり確定拠出年金を外せと主張したり、特有財産をダブルカウントするなどしていましたが修正・撤回してもらい、大体の見解が出揃ったところで、相手から離婚条件について具体的な提示を求められました。
依頼者の方と打ち合わせをして、相手方が飲むであろうギリギリの線での提案をしたところ、細かいところで異議を出してきましたが、こちらの考えが正しいことを理解させ、無事調停離婚となりました。
やはり、話し合いにならない相手との交渉を早期に打ち切り、調停を申し立てたことで、半年強で納得のできる条件での離婚を実現できました。
依頼者の方が弁護士のアドバイスをしっかりと受け止めてくれ、信頼関係を築いた上で調停での交渉が出来たことが大きかったです。
島法律事務所
代表弁護士(神奈川県弁護士会所属)
当サイトでは、離婚問題にまつわるお悩みに対して、弁護士の視点で解説をしています。また、当事務所にて携わった事案のポイントも定期的に更新しています。地元横須賀で、「迅速な解決」を大切に代理人として事件の解決に向けて取り組んでいます。
初回相談は無料でお受けしておりますので、お悩みの方は、お一人で抱え込まず、ぜひ一度専門家にご相談ください。|弁護士紹介はこちらをクリック>>
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