不動産を財産分与して調停離婚した事案

依頼者

年代　６０代

性別　男性

職業　会社員

居住地　横須賀市

年収　７００万円程度

相手方　

６０代　女性　会社員

居住地　横須賀市

年収　３００万円程度

子供の有無　あり　１人（成人済み）

別居の有無　あり

解決までの期間　９か月

争点と結果　財産分与、解決金

慰謝料の有無　なし

財産分与　不動産

解決金　婚姻費用相当額の数十万円

相談のきっかけ

長年別居状態にあり、お子様が社会人になったのをきっかけにこれ以上放置はできないと考え当事務所に相談にいらっしゃりそのまま受任となりました。

弁護士の着眼点

既に長年別居しており、離婚条件は十分でした。ですので、相手が離婚を渋れば調停、訴訟と移行していくだけでした。

結果

早速相手に連絡を取ったところ、一応の回答が来ました。しかし、その内容は離婚を前提としたものではなく納得できないのであれば離婚には応じないとしていました。

代理人としては、交渉は時間の無駄と考え、即時に調停をと考えましたが、依頼者の方のご都合で少し時間を空けることとしました。

依頼者の方のご都合が解消され、すぐに離婚調停を申し立てました。

初回でこちらの方針を断固として堅持すると伝えたところ、相手方は離婚を検討するという立場に変わりました。

当初のこちらからの提案とおり、不動産を財産分与して終了を基本線にしての交渉が開始され、期日間に相手方が婚姻費用調停を申し立てたこともあり、訴訟した場合にかかる婚姻費用を計算して、それ以下の妥当な線での解決金なら支払うがそれ以上であれば訴訟移行すると伝えたところ、無事に３回目の調停で解決となりました。

依頼者の方も、長年の宿題が解決されたとして非常に喜んでいらっしゃいました。

本件では離婚事由があることは明白だったため、こちらとしては強く主張していくことが重要でしたので、依頼者の方にも納得していただき、強気の交渉が良い結果を導きました。