金銭的執着が強い相手方に金銭的出捐することなく離婚した事案

依頼者情報

年代　５０代

性別　男性

職業　会社員

居住地　横須賀市

年収　３００～４００万円

相手方情報

年代　５０代

性別　女性

職業　専業主婦

居住地　横須賀市

年収　なし

その他情報

子供の有無　有　成人済

別居の有無　有　１年

解決までの期間　１０カ月

争点と結果　

離婚　婚姻費用、財産分与及び慰謝料の金額

慰謝料の有無　０円

財産分与の金額　住居を相手方に取得させた

解決金　なし

相談のきっかけ

些細なことをきっかけに家庭内別居と依頼者の方への無視が続き、耐えられなくなった依頼者の方が家を出たところ相手方が離婚調停を申し立ててきたため、当事務所へ来所して受任となりました。

弁護士の着眼点

相手方の金銭への執着が強いため、いかにこちらの負担を少なくして離婚するかがポイントとなりました。また、依頼者の方には有責性が存していたため、その点についての処理も必要でした。

結果

最初強気な相手方でしたが、財産分与の対象となる財産について取引履歴等を精査していった結果、かなりの金額を隠している可能性が出てきました。その可能性を強調し、訴訟で明らかにする旨を伝えたところ、徐々に相手方が軟化していきました。

最終的にはこちら側がイニシアチブを握り、こちらの条件を飲めないなら、訴訟で徹底的にやると譲らなかったところ、慰謝料等も支払わず、依頼者の方が不必要としていた自宅不動産を財産分与として相手方に渡すのみで調停離婚が成立しました。

夫婦の財産について基本依頼者の方の銀行口座から動いていたため、口座の取引を精査することで相手を追い詰めていくことが出来ました。通常の離婚と同じように扱っていたら慰謝料等高額になりこちらの負担は大きくなったと可能性が高かったと思います。