粘り強い交渉で配偶者への求償権を放棄させ一括払いを実現した事案（30代　女性）

依頼者属性

年代　３０代
性別　女性
職業　主婦
居住地　横須賀市
年収　なし

相談のきっかけ

ご主人の様子がおかしいため、行動を注視し、おかしい点を問い詰めたところ、ご主人が職場の同僚との浮気が判明し、今後に悩み当事務所に相談へいらっしゃいました。

争点

慰謝料の金額、求償権の放棄、支払い条件

弁護士の着眼点

相手に対し内容証明郵便を送付したところ、相手方に代理人が付き、代理人から連絡あったものの非常に低い金額の提示を受けました。
到底納得できる金額ではなく、金額を上げるべく交渉するものの、相手方代理人が色々と理屈を付け、状況が進みませんでした。
その様な状況においていかに依頼者の方が納得できる条件での合意が出来るかが焦点となりました。

結果

相手方代理人が自らの主張を正当と言い続けるため、やむなく訴訟をする他ない、その際相手方から誠意ある対応とは感じられず色々と検討させて頂く旨を伝えたところ、徐々に相手が譲歩してきました。
頃合いを見て「これ以上の値を下げる気は無い」という金額を提示し、更にご主人への求償権の放棄を求めました。
相手方は金額を双方主張の中間額としたいなどと主張しましたが、提示した条件が最終条件で有り譲歩の余地はない旨を伝えたところ、金額と求償権については合意できました。
しかし、条件を合意した矢先分割払いを主張され、従前一度も分割払いを主張せず交渉し、金額の合意をしており、一括でないなら条件も変わっていた旨伝えました。
相手方代理人は相手方の資力状況を開示するなど提案しましたが、当方には無関係であり、一括でないなら白紙に戻す旨を伝えたところ間もなく一括での示談となりました。
相手方に代理人がついても状況次第では強気の交渉で納得できる条件での合意が得られることが証明された事案でした。

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