学費を確保し多額の解決金を獲得して協議離婚を実現させた事案

依頼者属性

年代　６０代

性別　女性

職業　主婦

居住地　横須賀市

年収　なし

相手方　

相手方　５０代

自営業　年収１０００万円以上

その他の情報

子供の有無　あり

別居の有無　有

別居の期間　２年間

解決までの期間　７ヶ月

争点

お子様の学費、解決金

相談のきっかけ

ご実家の介護等で別居をしていたところ、ご主人から強く離婚を求められ、その対応に苦慮して当事務所を訪れそのまま受任となりました。

弁護士の着眼点

現状離婚事由がないとはいえ、裁判所に行けば別居期間が足りてしまうおそれがあったため、強気一辺倒の交渉をするわけにもいかず、どうバランスを取っていくか、また、成人しているお子様の学費をどのように確保していくかがポイントでした。

結果

依頼者の方は色々と悩んでおられましたが、最終的には離婚やむなしとの方針となり、ただ、しっかりとした条件を求めることとしました。

相手方は、少々変わった方で、連絡手段が限定されてしまい、交渉を確保していくこと自体なかなか骨が折れました。また、どこに拘りがあるのかわからないことが多く、突然理解できない箇所で猛反発するなど細心の注意が要求されました。

流れが変わったのが、一度直接会っての交渉機会を得たことでした。
どのような心境の変化かはわかりませんが、粘り強く交渉していき、何とか会っての交渉が実現しました。
それまでの難儀が嘘のように一度の面会で交渉は一気に進み、細部を詰めるだけという段階となりました。その時点で裁判所に行って得ることが出来る条件を超えていました。

ただ、一度の直接交渉からまた連絡手段が限られたため、よくわからないやり取りが始まり多少の難儀はあったものの、程なくして上積みを引き出し、お子様の学費の確保と高額な財産分与を得て無事解決となりました。

メール等ですと齟齬が生じやすくなかなか進まない交渉も、直接会うことで状況を好転させることが出来ると再認識した事案でした。