医師の浮気について

離婚や慰謝料請求事件を多数受任していく中で、医師の方の浮気を原因とした事件がそれなりの数あります。

総合病院であれば当直などを理由に逢瀬を重ねることが容易であり、また、開業医の場合、看護師や事務の方は女性であることが殆どであり、そういった状況下で男女の仲に発展することが多くあります。

医師の方は、多忙であり、資力も十分であることが多いため、浮気について確固たる証拠があったり、身に覚えがある場合、すぐに金額の話となり、早期解決となることが多いと言えます。

そんな医師の浮気について、①医師に慰謝料・離婚を請求する場合、②医師が慰謝料・離婚を請求された場合、について述べていきます。

医師に慰謝料・離婚を請求する場合

浮気について確固たる証拠があるのであれば、何も臆することはありません。その証拠に基づいて、慰謝料・離婚を請求していけばよいということになります。

その場合、医師であることで特に違いはありません。上で述べた通り、あっさりと認めて早期解決となることが多いと言えます。

ただ、離婚については、財産分与が多額となることが多く、普段から生活費をたくさん渡していると配偶者もその他財産について気にせず、どこにどのような財産があるかわからないという場合があります。

また、医療法人化していれば、自宅兼医院や自動車などありとあらゆる財産が医療法人名義となっている場合もありますので、注意が必要です。

医師が慰謝料・離婚を請求された場合

慰謝料請求であれば、早期解決を目指して、早期交渉をするに越したことはありません。

このような問題で弁護士相手に交渉をする暇があるのであれば、ご自身の本業に専念したほうが賢明と言えます。

それに対して、離婚の場合は注意が必要です。特に医療法人化せずに開業されている方は、細心の注意が必要です。

一般的に高額な財産を築いていることが多く、医療法人化していないとすべての財産が財産分与の対象となってしまいます。最悪の場合、クリニックの存続危機になることも考えられます。

場合によっては、相手の要求が手元のキャッシュで賄えるなら、争わずに早期解決してしまうことも一考です。

以上医師の方の浮気について述べてきました。

実際の事案は、それぞれ異なってきており、医師の方の財産が高額であるため、請求する側される側双方で慎重な対応が必要です。

是非当事務所の初回無料相談をご利用ください。事案に即したアドバイスをさせていただきます。