自衛隊隊員にまつわる慰謝料問題
・ もくじ ・

自衛隊の方は、国家の安全を守るため日々厳しい訓練や危険を伴う任務に従事していらっしゃいます。
そのような重責を担うためには、日頃から厳しい上下関係や、過酷な訓練に向き合っていらっしゃいます。
階級によっては駐屯地内にある寮での生活を義務づけられることがあります。
そういった生活をされている自衛隊の方々は、日々色々なストレスを抱えているため、ついつい羽目を外してしまうこともあるのかもしれません。
いくら重要な任務に就いているとはいえ、他人の奥様と男女の関係になるということは行き過ぎといえます。
自らの奥様が自衛隊の方と親密になったことを知り、お悩みの上、当事務所へ相談に来られる方が数多くいらっしゃいます。
自衛隊の皆さんが日々日本の防衛ため尽力されていることは十分承知しております。
私も自衛隊関係者の皆さんから、多少その内容を伺い、想像以上の過酷さに驚いております。
そのような皆様だからこそ、過酷な任務の合間には常に異性の方に多くを求め、精神的にも肉体的にも癒やされていたいという気持ちが強くなることもあるのだと思います。
しかし、相手の異性の方に配偶者がいるときは話が変わってきます。
いくら皆さんが国のために重要任務に就いていても、配偶者のいる方との男女関係になることは「不貞行為」に他なりません。
相手の配偶者から慰謝料を請求されてしまう可能性があります!
自衛隊の皆さんは清廉さをより一層求められており、訴訟のように長期化は避けたいところだと思います。
相談のきっかけ
相手方が子供を連れて家を出てしまい、相手方から離婚調停を申し立てられ、当職に依頼することになりました。
弁護士の着眼点
慰謝料の原因になるような事由はまったく存せず、離婚事由すら存していなかったので、要求には応じないことにしました。
相手は財産分与にて、不動産の価値とローンの差額、及び、依頼者の方が公務員だったこともあり、間もなく支給される退職金も財産分与するように請求してきたため、どこまで応じるかが実質的唯一の問題でした。
結果
早期解決を試みたところ、相手方・調停員共に「離婚ありき」の話し合いとなり、こちらの想定している金額を大きく超える話し合いとなりそうになりました。
そこで、こちらは、「そもそも離婚はしたくない。そのような条件を呑んでまで離婚する理由はない。」と強硬な態度を取ることとしました。従前の経過から相手方が離婚に急いている気がしたので、そこを突いていくことにしたのです。
その結果、相手方の態度は大きく変わりこちらの想定している金額を下回る水準となりました。その後、詳細な点を詰めていき、更にこちら側に有利な条件を獲得して離婚成立となりました。
判決に至ることになれば、依頼者の方の老後も不安になってしまう水準での財産分与となることが必至でしたので、依頼者の方にも非常に喜んで頂き、弁護士冥利に尽きる解決となりました

【年代】 50代
【性別】 男性
【職業】 自衛隊
【居住地】 横須賀市
【年収】 700から800万円
【相手方】 40代 女性 パート 150万円程度
【子供の有無】 二人 中学生 小学生
【別居の有無】 有 半年(受任時)
【解決までの期間】 3ヶ月
【争点と結果】 離婚
【慰謝料の有無】 0円
【財産分与】
不動産と退職金を対象から除外することに成功
【解決金】
判決まで行った際に認められるであろう
財産分与の金額の3分の1程度
相談のきっかけ
依頼者の方は、自衛隊員と妻が不貞関係にあることを知り、精神的に追い詰められた状況で当事務所を訪れ、受任することとなりました。
また、配偶者の方も自らの過ちを心から反省し、依頼者及び当職に全面的に協力してくれることを確約してくれました。
そのおかげで当初から相当堅い証拠を多数集めることが出来、訴訟となっても慰謝料が相当認められる状態で相手方との交渉を開始できることになりました。
弁護士の着眼点
相手方は、従前依頼者の妻に対し「慰謝料請求されてもしらばくれるから」等と言っていました。
そこで、相手方の職業を考慮し、相手が対応せざるを得ない文章案を熟慮し、こちらの強硬な姿勢を示す内容の内容証明郵便の発送し、相手方からの対応を待つこととしました。
すると、相手方は、内容証明郵便を受け取るや否や自ら資金をかき集め、こちらの想定する以上の金額を用意しているとの連絡があり、その金額で和解することとしました。
結果
内容証明郵便発送から和解締結までたった数週間でのスピード決着となりました。
依頼者の方は、早期解決をとても満足して下さるとともに、奥様との今後についてようやくゆっくり話し合っていくことができるとおっしゃっていただけました。やはり相手がこちらの要求に応じざるを得ない内容の文章を作成したことがここまでの解決を導いたと思われます。

【年代】 50代
【性別】 男性
争点と結果
財産分与 極めて低額にて解決
相談のきっかけ
相手方からの調停申立て
弁護士の着眼点
依頼者の職業の特殊性から財産分与の金額が高額となってしまっていたためいかに減額するかがポイントでした。
結果
依頼者の方は、相手方に突然子供を連れて出て行かれてしまい気落ちしていたところ、さしたる理由も明示されない形で婚姻費用分担請求及び離婚調停を提起されました。
依頼者の方は、当初、離婚に否定的でしたが、相手が別居に踏み切った以上いつかは離婚が認められてしまうことを理解され、条件によっては離婚もやむを得ないとの考えで調停に臨むこととなりました。
相手方は、婚姻費用から請求し、収入を確保した上で、離婚の話し合いを開始しました。相手の要求は、養育費に子供の学費を上乗せした上、財産分与として自宅の余剰分、将来支払われるであろう退職金の分与も請求してきました。
マンションの査定を取得したところ、想像以上に余剰が出たため、退職金も判決となれば分与となる可能性が非常に高かったため、早期離婚にて財産を守ることが先決という方針となりました。
こちらとしては、本件には離婚事由が存しない、マンションや退職金にまで手を付けるというなら訴訟にて徹底的に離婚を争うとの強固な姿勢を示し続けました。
その結果相手方は大幅に譲歩して納得のいく条件での調停離婚が成立しました。

【年代】 50代
【性別】 男性
【職業】 自衛官
【居住地】 横須賀市
【年収】 750万円~1000万円
【相手方】 40代 パート 100から200万円
【子供の有無】 有 2名
【別居の有無】 有 半年
【解決までの期間】 3ヶ月
初回相談料無料(30分まで)。以降30分につき5000円。(税別)
※法律相談料は、後に正式依頼された場合は、弁護士費用に充当します。
慰謝料請求(慰謝料請求を受けた、浮気相手に慰謝料請求したい)の弁護士費用
※消費税や実費は別にかかります。
サービス内容 | 成功報酬金 |
---|---|
スピードプラン (内容証明だけ送付) |
50,000円+相手方請求額からの減額分の10% |
慰謝料請求をしたい場合 | 200,000円+相手方請求額への増額分の20% |
慰謝料請求をされた場合 | 300,000円+相手方請求額からの減額分の20% |
※慰謝料交渉代理プランから慰謝料代理プランに移行した場合の着手金の追加形状はおこないません。
当ホームページをご覧頂きありがとうございます。弁護士の島武広と申します。
平成21年に弁護士登録をし、同27年に生まれ育った地元横須賀に事務所を開設致しました。
横須賀にて業務を開始して以来、想像以上の多くの方に離婚・不貞慰謝料についてのご相談を頂き、代理人として事件の解決に向けて取り組ませて頂いております。そして、その中でも現役自衛隊関係者の皆様、自衛隊を退官された皆様、及び、自衛隊関係者を相手にされる依頼者の方々が多いことに驚きました。
横須賀、三浦、逗子、葉山地区には、陸上自衛隊の駐屯地が武山と久里浜にあるのをはじめ、海上自衛隊の総監部や司令部などが逸見、長浦、田浦、船越にあり、航空自衛隊の基地が武山あります。更に、防衛大学校があり、その他自衛隊の方の宿舎も多数あります。そのような地域柄なのか、離婚・不貞慰謝料問題のうち相当数が何らかの形で自衛隊に関与していたのです。
1つの法律事務所に、多いときは1ヶ月で数十件のご相談を頂き、常時数十件の受任事件を処理しているのですが、そのうちの相当数が自衛隊関係者の方と何らかの形で関わっていることから、「まだまだ離婚・不貞慰謝料問題で苦しんでいる自衛隊関係の方がいらっしゃるのではないか」と考え、当ホームページを立ち上げることとしました。
私の離婚・不貞慰謝料事件について最も大切にする方針は、「迅速な解決」となります。一度は添い遂げる約束をした二人にとって離婚・不貞慰謝料等のトラブルは、それ自体が日々大きく心を痛める原因となるのではないでしょうか。そのような忌々しい日々から1日も早く抜け出し、新しい人生のスタートをして頂くため、弁護士としてあらゆる方法を検討し、最良な結果を導けるよう尽力させて頂きます。
そして、自衛隊に関わる方にとっては、国民の生命財産を守るという崇高な使命を帯びていらっしゃるからこそ、1日も早く「離婚・不貞慰謝料問題」から解放され任務に集中したいとお考えなのではないでしょうか。また、相手方からすると、そのような職務性質から他の職種に比べてより一層の清廉性を求めてしまうのではないでしょうか。
そういった悩みをお持ちの方は是非一度当事務所へご相談にいらして下さい。自衛隊に関わる方の案件を多数扱う当事務所だからこそ出来る助言があるかと存じます。
自衛隊に関わる「離婚・不貞慰謝料問題」については、自衛隊ならではの給与体系や組織の仕組みを把握する弁護士とそうではない弁護士では結果に大きな差が生じる可能性があります。
皆様が国を守るように、私も皆様の権利や財産、そしてプライドを守るため、全力で業務に邁進させて頂きます。
私の趣味は「ひたすら野球」となります。最盛期には3チーム掛け持ちし、年間100試合、練習も含めれば1年の土日祝の大半を野球に費やしておりました。 小学校時代は「望洋ドラゴンズ」というソフトボールチームの初代主将を務め、中学校時代は横須賀では割と有名な「横須賀スターズ」の7代目主将を務めました。横須賀スターズ在籍中には、関東選抜の主将として中国に野球遠征をしたこともあります。その時日の丸を背負って戦ったのは今でも良い思い出となっております。高校は、鎌倉学園高校にいわゆる野球推薦で入学しました。
高校卒業後草野球チーム「横須賀チェリーズ」を設立し、今でも選手兼監督を務めております。横須賀チェリーズは、現在横須賀野球協会に所属し、上から2番目のカテゴリーであるB級に所属し、4度目のA級昇格を狙っております。横須賀野球協会で長年最強チームとして君臨している湘南信用金庫野球部を最近倒したこともあります。
弁護士登録後は、神奈川県弁護士会野球部「横浜マリナーズ」にも所属し、つい最近まで「不動の4番」として活躍しておりましたが、現在は世代交代の波にのまれつつあります。
更に、息子が少年野球を始めたため、そのチームのコーチも務めさせて頂いております。野球少年の純粋さに触れ、日々の成長を見守ることは何物にも代えがたいものがあり、今では自分の野球よりも優先しつつある今日この頃です。
経歴 | 所属等 |
横須賀市生まれ(聖ヨゼフ病院で生まれました) | 神奈川県弁護士会所属 |
横須賀市立望洋小学校卒業 | 葉山町空き家対策協議会 委員 |
横須賀市立馬堀中学校卒業 | 横須賀市市民法律講座(相続)講師 |
私立鎌倉学園高等学校卒業 | 藤沢市市民法律講座(離婚)講師 |
法政大学法学部法律学科卒業 | 神奈川県弁護士会 紛争解決センター委員会 |
関東学院大学法科大学院修了 | 法律相談センター委員会 |
平成21年 弁護士登録 | 住宅建設紛争対策委員会 |
平成23年 共同代表弁護士として横浜グリーン法律事務所設立 | 空き家問題プロジェクトチーム 所属 |
平成27年 島法律事務所設立 |
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島法律事務所
代表弁護士(神奈川県弁護士会所属)
当サイトでは、離婚問題にまつわるお悩みに対して、弁護士の視点で解説をしています。また、当事務所にて携わった事案のポイントも定期的に更新しています。地元横須賀で、「迅速な解決」を大切に代理人として事件の解決に向けて取り組んでいます。
初回相談は無料でお受けしておりますので、お悩みの方は、お一人で抱え込まず、ぜひ一度専門家にご相談ください。|弁護士紹介はこちらをクリック>>
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